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NAVERまとめ

NAVERまとめ誕生から終了までを簡潔に解説。完全閉鎖したNAVERに意味はあったのか?

2020年9月30日にサービス終了となった「NAVERまとめ」。

Web上の情報を集約して共有するサービスで、「情報をデザインするキュレーションサイト」みたいな宣伝をしていたが、単にネット内の情報をユーザーにまとめさせて広告収入を稼ぐというビジネスだった。

もうすでに過去のものだが、そもそもNAVERまとめが誕生したきっかけとは何だったのだろうか。また、せっかく作り上げてきたサービスを完全終了させてしまうまでに至った理由とは何だったのか。

誕生から終了まで

2001年4月、韓国のWebサービス会社であるNAVER社が日本進出。

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2005年、収益性が確保できず日本市場から撤退する。

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2009年、やはり韓国内だけでは収益に限界があるとして再び日本進出。

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日本ではすでにGoogleやYahooが絶対的な力をもっている中、隙間産業的にいろいろなWebサービスを展開していく。最も知られていたサービスといえば画像検索サービスだったと思うが、それを含めてほとんどがうまくいかなかった。

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収益性に悩んでいたNAVER社は、ネットでアクセスを伸ばしていた「2ちゃんねるまとめサイト」の存在に気付く。「まとめ」という概念に注目したのだと思う。

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2009年、「まとめサイト」と同じようにWeb上の情報を集めたキュレーションサイト「NAVERまとめ」を展開。なお、キュレーションとはネットのあらゆる情報を収集して共有することをいう。

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しだいにアクセスが増加し、日本国内のネット上でキュレーションというWebビジネスが確立していくようになる。

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これにより、しだいにNAVERまとめ以外のキュレーションサイトが増加していくようになっていく。

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そういったWeb上のトレンドを読み取ったDeNA(スマホゲーム会社)がたくさんのキュレーションサイトを立ち上げる。その中で特に話題となったのが医療サイトの「Welq(ウェルク)」だった。

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DeNAのキュレーションサイトは、ユーザーのためのサイトではなく、Google評価を意識したSEOページを乱立していた。例えば、検索キーワードをたくさん埋め込んだ長文ページほどGoogleに評価されやすいことを理由に、1ページあたり1万文字以上もあるページを量産していた。結果的にわかりにくいページを大量に作り続けていた。

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ネット内ではキュレーションサイトに対する不満が高まっていく。だがWelqはそれに気づかず事業を拡大。Googleに評価されやすい長文の医療ページを大量に生産していく。

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Welq内に間違った医療情報や不確かな医療情報が多く存在することが明らかになる。また、画像などの無断使用も問題となってしまう。

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同業のWelqが問題となったことでNAVERまとめにおいても医療ページや、他サイトの画像著作物の無断使用が問題となったりした。これにより、今までやってきたビジネスに変化が生じていった。

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DeNAはWelqを中心としたキュレーションサイトを次々に停止。最終的にキュレーション事業を閉鎖。一方、NAVERまとめは画像著作物への無断利用への対応をしながら事業を継続していく。

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こういった現状を改善するため、Google日本チームが2017年12月にアップデートを実施。特に医療や健康、スキンケア系サイトの検索クエリが大幅に変化。信頼性が低いサイトの順位が大幅にランクダウンする。

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NAVERまとめは、Googleアップデートがあるまで健康やスキンケア関連のページがかなり高い検索順位を保っていた。比例して医療やスキンケア関連のページの広告収入が多かったのだが、Googleアップデートにより大きく収益が低下してしまう。

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その後、Googleは度重なる信頼性アップデートを実施。

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Googleの検索順位の下落で、さらにNAVERまとめの収益性が悪化する。また、収益性悪化は違う問題もあると思われる。

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2019年11月、NAVERまとめを運営するLINE株式会社がヤフーとの経営統合を発表。つまり「NAVERまとめ」もソフトバンク傘下になる。ソフトバンクグループになることでビジネスにも変化が求められるようになる。

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2020年7月1日にNAVERまとめ終了を発表。せっせとつくり上げてきたものを全閉鎖へ。

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2020年9月30日にNAVERまとめ終了。2009年の誕生から約11年でのサービス終了。

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ソフトバンク傘下になったことが大きい

NAVERまとめ終了の理由として広告収入の低下もあるが、やはり2019年11月によりYahooとの経営統合によりソフトバンク傘下になったことが大きい。

Naverまとめ運営広報によれば「終了理由にヤフー統合とは関係ない」とコメント出しているが、全く関係ないことはないはず。

単にYahooのWebサービスとの相乗効果を生まなかったのだろう。例えばYahooは「ヤフー知恵袋」といったユーザーが作り上げるコンテンツサービスを持っているが、それがNaverまとめとの相性が悪かったということが考えられる。

そもそもソフトバンクは年間で営業利益1兆円以上(2017年、2018年)を稼いだりするくらいの企業なので、NAVERまとめの広告収入なんてのは微々たるレベル。

やってもやらなくても良いレベルのビジネスであり、単にコストがかかることや画像無断使用などの問題も考慮されるので、終了させようという判断に至ったのだと思う。

完全閉鎖の闇深さ

NAVERまとめの何が闇深いかというと、2020年9月にサービス終了してから、すべてのWebページを閉鎖してしまっていることだろう。更新停止ではなく全閉鎖ということになっている。

情報やコンテンツは重要な財産だったりするのだが、ユーザーたちがコツコツ時間をかけて作り上げたコンテンツを無価値と判断したのだろうか。

無価値のようなページも多かったかもしれないが、世の中にとって必要となる良いコンテンツはあったはず。それを全部閉ざしてしまった異常性。

まぁWebビジネスというのはそんなもんで、運営者側さえもサービスに疑問を抱きながら「世のため人のため」と言い続けてビジネスをやっていたりするもの。

わりと適当感があるのだが、問題はチープな情報を信じて人生にとって悪い方向に思い込んだり、行動を起こしてしまうこと。

いずれにしても、ひとりひとりが、それぞれの情報に信頼性があるかどうかを判断して情報を取捨するしかないという事。そのことはすでに結論がでていることではあるが。

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