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LGエレクトロニクスの業績推移:売上高・営業利益率・財務状況

LG電子の連結決算:通年の売上推移

LGエレクトロニクス(LG電子)の業績推移:売上高・営業利益・純利益・利益率の推移
年度 売上高・収益 営業利益
[営業利益率(%)]
純利益・最終損益
[純利益率(%)]
1999年 17兆8572億ウォン 1325億ウォン
[0.7%]
2兆695億ウォン
[11.6%]
2000年 24兆6098億ウォン 1兆7739億ウォン
[7.2%]
4725億ウォン
[1.9%]
2001年 29兆8747億ウォン 9336億ウォン
[3.1%]
1兆273億ウォン
[3.4%]
2002年 22兆3180億ウォン 9119億ウォン
[4.1%]
3424億ウォン
[1.5%]
2003年 35兆5945億ウォン 2兆4271億ウォン
[6.8%]
7049億ウォン
[2.0%]
2004年 43兆2494億ウォン 3兆2912億ウォン
[7.6%]
1兆6085億ウォン
[3.7%]
2005年 44兆4451億ウォン 1兆7119億ウォン
[3.9%]
6055億ウォン
[1.4%]
2006年 46兆3398億ウォン 50億ウォン
[0.01%]
-2085億ウォン
[-0.4%]
2007年 53兆4267億ウォン 2兆8214億ウォン
[5.3%]
2兆686億ウォン
[3.9%]
2008年 63兆2803億ウォン 4兆540億ウォン
[6.4%]
1兆1388億ウォン
[1.8%]
2009年 55兆4911億ウォン 2兆6807億ウォン
[4.8%]
2兆3501億ウォン
[4.2%]
2010年 55兆7538億ウォン 1764億ウォン
[0.3%]
1兆2821億ウォン
[2.3%]
2011年 54兆2565億ウォン 3790億ウォン
[0.7%]
-4328億ウォン
[-0.8%]
2012年 50兆9599億ウォン 1兆1359億ウォン
[2.2%]
908億ウォン
[0.2%]
2013年 56兆7723億ウォン 1兆2490億ウォン
[2.2%]
2227億ウォン
[0.4%]
2014年 59兆408億ウォン 1兆8286億ウォン
[3.1%]
5014億ウォン
[0.8%]
2015年 56兆5090億ウォン 1兆1923億ウォン
[2.1%]
2491億ウォン
[0.4%]
2016年 55兆3670億ウォン 1兆3378億ウォン
[2.4%]
1263億ウォン
[0.2%]
2017年 61兆3963億ウォン 2兆4685億ウォン
[4.0%]
1兆8695億ウォン
[3.0%]
2018年 61兆3417億ウォン 2兆7033億ウォン
[4.4%]
1兆4728億ウォン
[2.4%]
2019年 62兆3062億ウォン 2兆4361億ウォン
[3.9%]
1799億ウォン
[0.3%]
2020年 63兆2620億ウォン 3兆1949億ウォン
[5.1%]
2兆648億ウォン
[3.3%]
2021年 73兆9080億ウォン 4兆580億ウォン
[5.5%]
1兆4150億ウォン
[1.9%]
2022年 83兆4673億ウォン 3兆5510億ウォン
[4.3%]
1兆8631億ウォン
[2.2%]
LGエレクトロニクス(LG電子)の1999年から2022年までの営業利益率の平均が3.8%。比較として、事業内容が近いパナソニックの2001年から2022年までの営業利益率の平均が3.2%。
  • LGエレクトロニクスは、韓国の財閥LGグループの電機メーカー。日本では今でもLG電子と呼ばれる。
  • 中核事業はテレビ/白物家電で、韓国サムスンと共にグローバル家電市場で高いシェアをもつ。また、LGの白物家電の利益率は世界でも高い。
  • 近年は自動車向けの部品ビジネスを強化。
  • 傘下にLGディスプレイやLGイノテック(電子部品)をもつ。
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LG電子の財政・経営状況

LGエレクトロニクス(LG電子)の財務状況の推移:総資産・純資産・自己資本比率の推移
年度 総資産
[現金・手元資金]
負債総額
[有利子負債]
自己資本・純資産
[自己資本比率(%)]
2000年 23兆4841億ウォン
[4013億ウォン]
18兆4692億ウォン
[9兆1277億ウォン]
5兆148億ウォン
[21.4%]
2005年 33兆1231億ウォン
[3兆422億ウォン]
21兆9073億ウォン
[12兆4499億ウォン]
11兆2158億ウォン
[33.9%]
2010年 32兆3190億ウォン
[2兆292億ウォン]
19兆4590億ウォン
[7兆1929億ウォン]
12兆8600億ウォン
[39.8%]
2015年 36兆3139億ウォン
[2兆7976億ウォン]
23兆3304億ウォン
[8兆8273億ウォン]
12兆9835億ウォン
[35.8%]
2020年 48兆2042億ウォン
[5兆9783億ウォン]
30兆6621億ウォン
[10兆7818億ウォン]
17兆5421億ウォン
[36.4%]
2021年 53兆4815億ウォン
[6兆515億ウォン]
33兆3835億ウォン
[10兆8870億ウォン]
20兆980億ウォン
[37.6%]
2022年 55兆1561億ウォン
[6兆3224億ウォン]
32兆6641億ウォン
[12兆1414億ウォン]
22兆4820億ウォン
[40.8%]
  • 韓国が1997年~1998年に経済破綻した後の2000年度のLG電子の負債比率は368%。2022年度のLG電子の負債比率は145%で、当然だが、かつてよりも財務は改善。
  • 参考として、韓国が財政破綻した1997年のLGグループ全体の負債比率が527%。当時の韓国は、財閥企業の負債比率が異常に高く、負債比率が低いサムスンでも367%だった。

傘下企業と出資比率

  • LGディスプレイ……液晶/有機EL(OLED)ディスプレイを手掛ける。LGエレクトロニクスが株式38%を保有。
  • LGイノテック……LGグループ内の電子部品メーカー。売上のほとんどがスマホ向けカメラモジュール。TDKや京セラなどと比較すると非常に単品的なビジネスをやってる企業。LGエレクトロニクスが40.8%を保有する持ち分法適用会社。
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LG電子の収益構造:セグメント別の成績

LGエレクトロニクスの売上内訳:部門別の業績推移
部門 2021年/売上高
[営業利益:利益率(%)]
2022年/売上高
[営業利益:利益率(%)]
ホームアプライアンス
(白物家電)
27兆1105億ウォン
[2兆2093億ウォン:8.1%]
29兆8955億ウォン
[1兆1296億ウォン:3.8%]
ホームエンターテイメント
(テレビ等)
17兆2191億ウォン
[1兆911億ウォン:6.3%]
15兆7267億ウォン
[54億ウォン:0.03%]
自動車部品 6兆7005億ウォン
[-9364億ウォン:-14.0%]
8兆6496億ウォン
[1696億ウォン:2.0%]
ビジネスソリューション 5兆4767億ウォン
[3218億ウォン:5.9%]
6兆903億ウォン
[252億ウォン:0.4%]
その他 3兆2345億ウォン
[1323億ウォン:4.1%]
4兆3477億ウォン
[9907億ウォン:22.8%]
  • 2021年の白物家電部門は、コロナ巣篭り需要による家電販売が好調で利益率8.1%。2022年の世界はコロナを乗り越えたが、インフレ不況で家電販売が不調となり、利益率3.8%へ低下。なお、2020年度の白物家電部門の営業利益率は10.3%。利益率5%で優秀と言われる家電業界で利益率10%超えは珍しい事。
  • LG電子自慢のテレビ部門は以前は安定な収益を出していたが、2022年夏以降のインフレ不況により在庫を抱え、収益性が低下。
  • 今後のLGは、自動車部品に注力。世界第3位の自動車部品メーカー「マグナインターナショナル(カナダ)」との合弁で、電気自動車の中核部品であるパワートレイン(動力伝達装置)の生産に参入。
  • LGグループ内の「LGエナジーソリューション」が車載バッテリーを生産しているため、LGグループで2つのEV向け中核部品サプライヤーとなる。

LG電子の国内と海外への売上比率

LGエレクトロニクスの国別/地域別の売上高と全体比の推移(2005年以降)
国/地域 2005年/売上高
[全体比(%)]
2015年/売上高
[全体比(%)]
2022年/売上高
[全体比(%)]
韓国 7兆1894億ウォン
[16.9%]
14兆3112億ウォン
[25.3%]
32兆5428億ウォン
[39.0%]
北米 9兆6781億ウォン
[21.8%]
16兆3963億ウォン
[29.0%]
19兆7362億ウォン
[23.6%]
ヨーロッパ 10兆2170億ウォン
[23.0%]
5兆8143億ウォン
[10.3%]
11兆9926億ウォン
[14.4%]
中国 6兆8732億ウォン
[15.5%]
3兆2606億ウォン
[5.8%]
2兆6388億ウォン
[3.2%]
アジア 7兆7359億ウォン
[17.4%]
5兆8877億ウォン
[10.4%]
7兆8362億ウォン
[9.4%]
南米 2兆4425億ウォン
[5.5%]
4兆2990億ウォン
[7.6%]
3兆2085億ウォン
[3.8%]
中東・アフリカ 4兆6999億ウォン
[8.3%]
3兆3563億ウォン
[4.0%]
その他 3089億ウォン
[0.7%]
1兆8401億ウォン
[3.2%]
1兆3859億ウォン
[1.7%]
  • 韓国のグローバル企業は海外売上比率が上昇するのが一般的だが、LGの場合は年々、海外比率が減少。相対的に韓国国内への売上比率が上がっている。
  • 東南アジアでは中国メーカーとの競争で売上が停滞し、中国向けでは売上高そのものが急減している。自動車やスマホなどにおいても、中国で韓国製品がさっぱり売れなくなっている。
  • 人口ボリュームが多いアジア市場の売上停滞が痛い。LG製品の売上成長の停滞を示すデータといえる。そのため、新たな成長分野として電気自動車向けの部品事業に活路を求めるようになっている。
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高利益率の理由

LGエレクトロニクスの白物家電は特に利益率が高い。10%超えする事も珍しくないが、その理由は何か。

  • 冷蔵庫や洗濯機などの利益率が高い製品に注力。特に大型冷蔵庫の利益率が高いとされ、「買いだめ」が一般的なアメリカでは業務用のようなサイズの大型冷蔵庫が良く売れる。
  • ローカライズにより、それぞれのお国柄に合った製品を投入。例えば、キムチが最適に保存できる冷蔵庫もその一つ。
  • それぞれの現地において、人気タレントを起用したイメージ戦略。若い人気女性タレントを起用して積極的にテレビCMやWeb広告、街の看板などを出したりしている。
  • 徹底的に人件費を削減。伸びしろが少ない研究開発費はほとんどかけない。パナソニックは「社員をリストラしない」という松下幸之助の哲学がまだまだ残っていたり、伸びしろが少ない分野でも忍耐強く研究開発を続けていたりするが、LGは真逆といっていい。

なお、韓国ドラマやKポップの人気がLGを含む韓国メーカーの業績アップにつながっているという見解が一部であるが、中国でのKポップ人気に反比例して韓国製品の売上が減少しているところを見ると、K企業の業績とKコンテンツの関連性はほとんどないと言える。

「K-アイドルが踊るほど、韓国企業の業績が上がる」。世の中はそんな甘い世界ではない。

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