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2022年、世界の家電メーカー売上高/利益率の業績ランキング

【2022年】世界の家電メーカー売上高・営業利益率ランキング

2022年度のグローバル家電メーカー業績ランキング

【2022年度】世界の家電メーカー家電部門の売上高ランキング
順位 企業 売上高(円換算) 営業利益
[営業利益率(%)]
1位 美的集団
(中国)
6兆8783億円 5965億円
[8.7%]
2位 サムスン電子
(韓国)
6兆640億円 1350億円
[2.2%]
3位 ハイアール
(中国)
4兆8702億円 2986億円
[6.1%]
4位 LGエレクトロニクス
(韓国)
4兆5622億円 1135億円
[2.5%]
5位 ダイキン
(日本)
3兆9816億円 3770億円
[9.5%]
6位 パナソニック
(日本)
3兆4833億円 1031億円
[3.0%]
7位 ワールプール
(米国)
2兆5645億円 -1374億円
[-5.4%]
8位 ソニー
(日本)
2兆4760億円 1795億円
[7.2%]
9位 BSH
(ドイツ)
2兆2260億円 データなし
10位 三菱電機
(日本)
1兆9471億円 1012億円
[5.2%]
11位 エレクトロラックス
(スウェーデン)
1兆7537億円 -28億円
[-0.2%]
12位 ハイセンス
(中国)
1兆4825億円 672億円
[4.5%]
13位 グループセブ
(フランス)
1兆1144億円 766億円
[6.9%]
14位 アイリスオーヤマ
(日本)
7900億円 365億円
[4.6%]
15位 シャープ
(台湾/日本)
4687億円 282億円
[6.0%]
16位 デロンギ
(イタリア)
4422億円 507億円
[11.5%]
17位 日立
(日本)
3924億円 455億円
[11.6%]
18位 東芝ライフ
(中国/日本)
1645億円 48億円
[2.9%]
19位 アイロボット
(アメリカ)
1538億円 -312億円
[-20.3%]
20位 山善
(日本)
1007億円 49億円
[4.9%]
21位 象印
(日本)
825億円 46億円
[5.6%]
22位 バルミューダ
(日本)
175億円 0.7億円
[0.4%]
出所:各メーカーの決算報告より、1ドル=130円、1ユーロ=140円、1スウェーデンクローナ=13円、1人民元=20円、1ウォン=0.1円で換算。LGエレクトロニクスは、白物家電部門とテレビ部門を合計した数値。アイリスオーヤマは経常利益の成績、また家電以外の売上も含む。デロンギの営業利益はEBITDAのデータ。
2022年度の概要として、初頭はコロナ由来のステイホーム特需が残り、世界的に家電の売上は順調だった。しかし、2022年2月24日からのロシア/ウクライナ戦争後のインフレと金利高により、夏頃から家電市場の消費が一気に縮小。結果として、2021年度と比較すると多くのメーカーの業績は悪かった。
  • 生活家電世界トップは中国の美的集団。売上高は前年比で横ばい。中国ではナショナリズムが強くなっており、美的を含む自国メーカーの製品を優先して購入する人が増えている。ヨーロッパ、アジア、南米、アフリカなど、全世界でシェア拡大を目指す。
  • 業界2位は韓国のサムスン電子。白物家電よりもテレビなどの売上が多い。また、テレビと白物家電、共に中国メーカーの追い上げを受け、売上高が伸び悩む。
  • 家電市場3位は中国のハイアール。冷蔵庫や洗濯機に強み。米国GEの家電部門を買収し、政治的に難しいアメリカ市場でも事業展開。日本では旧三洋電機の家電部門を「アクア」ブランドで展開。また、日本ではコインランドリー向けの業務用洗濯機で7割のシェアをもつ。
  • 韓国のLGエレクトロニクスは、売上の約半分がテレビなどで、残りが生活家電。北米向けの大型冷蔵庫の利益率が非常に高い。
  • 空調メーカーのダイキンは世界中にわたってシェアをとれている事が強み。家庭用と業務用、共にスキなし。
  • パナソニックは、販売手法を見直して利益向上を目指す。世界でトップ3以内が目標。
  • ワールプールの2022年度は赤字転落。欧州・中東・アフリカ事業をトルコ企業に売却し、お膝元の北米に注力していく見通し。
  • ソニーは、テレビ、カメラ、スマートフォンなどの売上部門(ET&S)。スマホ(Xperia)は3568億円の売上高で、あまり利益が出ていないとされる。
  • 三菱電機は、製品の中核部品(パワー半導体、インバーターなど)を内製化し、省エネ需要が多い冷蔵庫やエアコンなどで強み。
  • スウェーデンのエレクトロラックスは、ヨーロッパの白物家電の最大手。中核の冷蔵庫や洗濯機などにおいて、安価な中国や韓国メーカーに対して劣勢に。
  • なお、オランダのフィリップスは2021年に白物家電事業を中国の投資ファンドに売却。
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2022年度のグローバル家電メーカーの利益率の成績

【2022年度】世界の家電メーカー営業利益・利益率ランキング
順位 営業利益ランキング 利益率ランキング
メーカー
[営業利益(円換算)]
メーカー
[営業利益率(%)]
1位 美的集団(中国)
[5965億円]
日立(日本)
[11.6%]
2位 ダイキン(日本)
[3770億円]
デロンギ(イタリア)
[11.5%]
3位 ハイアール(中国)
[2986億円]
ダイキン(日本)
[9.5%]
4位 ソニー(日本)
[1795億円]
美的集団(中国)
[8.7%]
5位 サムスン電子(韓国)
[1350億円]
ソニー(日本)
[7.2%]
6位 LGエレクトロニクス(韓国)
[1135億円]
グループセブ(フランス)
[6.9%]
7位 パナソニック(日本)
[1031億円]
ハイアール(中国)
[6.1%]
8位 三菱電機(日本)
[1012億円]
シャープ(台湾/日本)
[6.0%]
9位 グループセブ(フランス)
[766億円]
象印(日本)
[5.6%]
10位 ハイセンス(中国)
[672億円]
三菱電機(日本)
[5.2%]
11位 デロンギ(イタリア)
[507億円]
山善(日本)
[4.9%]
12位 日立(日本)
[455億円]
アイリスオーヤマ(日本)
[4.6%]
13位 アイリスオーヤマ(日本)
[365億円]
ハイセンス(中国)
[4.5%]
14位 シャープ(日本)
[282億円]
パナソニック(日本)
[3.0%]
15位 山善(日本)
[49億円]
東芝ライフ(中国/日本)
[2.9%]
16位 東芝ライフ(日本)
[48億円]
LGエレクトロニクス(韓国)
[2.5%]
17位 象印(日本)
[46億円]
サムスン電子(韓国)
[2.2%]
18位 バルミューダ(日本)
[0.7億円]
バルミューダ(日本)
[0.4%]
19位 エレクトロラックス(スウェーデン)
[-28億円]
エレクトロラックス(スウェーデン)
[-0.2%]
20位 アイロボット(米国)
[-312億円]
ワールプール(米国)
[-5.4%]
21位 ワールプール(米国)
[-1374億円]
アイロボット(米国)
[-20.3%]
出所:各メーカーの決算報告。1ドル=130円、1ユーロ=140円、1スウェーデンクローナ=13円、1人民元=20円、1ウォン=0.1円で換算。LGエレクトロニクスは、白物家電部門とテレビ部門を合計した数値。アイリスオーヤマは経常利益の成績。デロンギの営業利益はEBITDAのデータ。BSH社はデータ不足のためランキングから除外。
  • 利益率トップは、日立の11.6%。国内販売が好調だった。2022年6月からイメージキャラクターとして芦田愛菜ちゃんを起用し、それが好業績につながっている可能性アリ。また、海外家電事業はトルコ大手アルチェリクと合弁のもとで展開。
  • イタリアのデロンギの利益率は11.5%。調理家電を軸に得意分野に特化しているため利益率が高い。デザインが良く、根強いユーザーがいる事から、値下げ競争に巻き込まれない。
  • ダイキンの利益率(9.5%)は、素早い世界展開、豊富な知的財産、部品内製化、企業買収の成功、海外現地営業マンやエアコン取り付け工事作業員の育成など、「空調専業」として危機意識をもって注力してきた事が安定的な利益率につながっている。
  • フランスのグループセブの利益率は6.9%。日本でも知名度が高いティファールなどを傘下にもち、調理家電に注力。
  • 中国のハイアールの利益率は6.1%。ひと昔前は安売りで利益率が悪かったが、しだいに利益率が上がってきている模様。
  • 利益率6.0%のシャープは、液晶の影響で業績不振のイメージがあるが、家電事業に限って言えば、以前から利益率はそこそこ良かった。2016年に台湾企業ホンハイ傘下となってから、製造面で合理化が進む。
  • パナソニックの利益率は3.0%と低い。2021年度の利益率3.1%と大きな変化なし。生産工場の自動化を進め、さらに新製品開発コストを減らすための販売手法改革に着手。
  • 韓国LG電子の利益率は2.5%。2021年度が7.4%。インフレ金利高不況で業績悪化。量産Kスタイルであるがゆえ、急な不況により、下半期には大量の在庫を抱えた模様。
  • 韓国サムスンの利益率は2.2%。2021年度が6.5%で、こちらも業績悪化。インフレ不況により、四半期にはLG電子と共に多くの在庫を抱えたとされる。
  • バルミューダの2022年度の利益率は0.4%と低いが、2021年度は8.2%を確保。イタリアのデロンギのようなデザインの良い製品を投入し続け、コアなファンが増えている。スマホは2023年5月に撤退を発表。
  • アイロボットは、利益率「-20.3%」の大赤字。2021年度の利益率が「-0.1%」で、2022年度はさらに業績悪化。中核となる「ルンバ」ブランドの自動ロボット掃除機分野で、中国メーカーの追い上げに合い苦戦。しかし、社長は強気発言を繰り返す。なお、アイロボットの株式時価総額は2023年12月時点で10.73億ドル、日本円で1400億円ほど。

2021年度の成績

2021年度のグローバル家電メーカーの業績比較は以下。
【2021年】世界の家電メーカー売上高・営業利益率ランキング

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