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韓国の輸出競合国ランキング

韓国の輸出ライバル国ランキング:日本・中国・米国の順位は?

韓国の輸出産業と構造が近い国ランキング

韓国の輸出競合国ランキング

1位韓国ー日本(69.2%)
2位韓国ーアメリカ(68.5%)
3位韓国ードイツ(60.3%)
4位韓国ー中国(56.0%)
5位韓国ーイギリス(55.7%)
6位韓国ーフランス(55.2%)
7位韓国ー台湾(55.2%)
出所:韓国電気研究院(KERI)より画像はポジテン再編集。

2020年度時点では、韓国と最も輸出産業(産業構造)が近い国は日本で、約7割近くの品目で競合。次にアメリカの68.5%で、3番目がドイツの60.3%。

4番目の中国(56.0%)とは今後、競合レベルが上がってくると予想される一方で、米中対立の影響が韓国に恩恵をもたらすという分析もある。

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日本と韓国はどの分野で競合しているのか

  • 自動車関連……日本車と韓国車は、日本国内以外で競合。例えば、日本が円高になったり震災で自動車の生産が滞ったりすると、韓国のヒョンデ/起亜自動車の業績が良くなる。
  • 半導体関連……DRAM、NANDフラッシュメモリ、イメージセンサー。半導体メモリは日本の得意分野だったが、日米半導体協定(1986~1996年)以降に韓国にシェアが移っていった。サムスンへの技術供与については、DRAMの製造技術はシャープ、NANDフラッシュメモリは東芝、洗浄装置は現SCREENがサムスンに供与。
  • ディスプレイ関連……液晶パネルで競合。
  • バッテリー/二次電池……車載向け、モバイル向けなどバッテリー分野は日本と韓国は競合。
  • エレクトロニクス製品……テレビ、家電製品、スマートフォン関連。電子部品では市場規模が大きい積層セラミックコンデンサが競合レベルが高い。
  • 鉄鋼……2021年度の粗鋼生産量は、日本製鉄が4946万トン、韓国ポスコが4296万トン。互いにライバル意識をもって設備投資をしてきた。なお、韓国の鉄鋼生産の歴史は、戦後に日本の八幡製鐵、富士製鐵、日本鋼管などの技術供与により始まっている。
  • 造船……世界シェアは、中国3~4割、韓国3~4割、日本2割ほど。(2021年)。この造船分野も日本から韓国への技術供与。
  • 建設機械……油圧ショベルなどで競合。日本にはコマツ、日立建機、コベルコ、住友建機などがあるが、韓国にも現代、斗山(Doosan)などがあり、輸出に必死。
  • 鉄道……近年の日本の鉄道輸出は好調だが、韓国鉄道の輸出はピーク時よりも極端に低迷。
  • 化粧品……韓国コスメは資生堂やコーセーなどの日本企業と競合になってきている。韓国には「アモーレパシフィック」や「LG生活健康」などの安価な化粧品が輸出を伸ばす。
  • 食品関連……インスタント食品(袋ラーメンなど)。農心の「辛ラーメン」だけで2022年度は600億円ほど輸出。日清や東洋水産などと競合。お菓子は日本の商品のパクリがかなり多い。グリコ「ポッキー」を韓国ロッテがパクって「ペペロ」として海外展開。
  • 農産物/海産物……パプリカ、いちご、ぶどう、さつまいも、海苔など。日本の品種を盗んで生産しているものが多く、そのため競合してしまう。

他にも、アイドルビジネス、アニメ、キャラクタービジネスなどのコンテンツ分野においても、韓国は日本と同じ道を歩もうとしている。

韓国にあって日本にない分野

韓国は戦車、自走砲、戦闘機などの軍事物資関連の輸出に実績があり、2022年度の輸出額は約70億ドル。日本円で約1兆円レベル。一方、日本はその分野は歴史的な問題で難しい状況だったが、今後は世論も変化し、しだいに変化していくはず。

日本にあって韓国に乏しい産業

工作機械、ロボット関連、モータ企業、印刷機器関連、映像機器/カメラ、パワー/アナログ半導体、半導体やディスプレイの製造装置/素材、ゲーム機器、電子部品関連、医薬品(創薬)、医療機器などいろいろ。

日本は市場規模に関わらず、幅広く産業を育ててきた。一方で、韓国は多く稼げる市場規模が大きい分野を中心に、日本をマネて発展してきた。韓国に中堅企業、中小企業が育っていないといわれるのは、それが理由。

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なぜ韓国と日本は産業構造が近いのか

日本の技術支援

朝鮮半島は、中国やロシアの脅威が地続きで存在する日本と近い国。その朝鮮半島が混乱を起こすと日本にも問題が降りかかってくる。

その事情が、1894年の日清戦争、1904年の日露戦争、そして1910年の韓国併合につながり、戦後においても日本は韓国に金融支援や技術支援をしてきた。日本が何もかも与えてきたため、当然のように同じような産業構造になったと言える。

また、日本が何もかも与えてきたため、日本と競合してしまう危機意識や、独自産業がない危機意識が芽生えなかったのかもしれない。

中国やロシアを考えてはいけない事情

韓国は「中国やロシアの脅威を考えてはならず、同時に日本の事ばかり考えさせようとする事情」がある。

つまり、「中露の脅威からどのように韓国を守るのか」を考えると「戦前は日本が守ってきた」という韓国にとっては認めたくない世論が形成されてしまい、戦後においても「北朝鮮を防波堤として利用すれば良い」という世論がつくられてしまう。

これでは「南北分断」や「朝鮮戦争」が韓国人にとって非常に恥ずかしいものになってしまう。(本質的に言えば自由主義と社会主義の対立などではない)

そのため、韓国は中国やロシアの脅威を「とぼける」ような国家戦略があり、初代イ・スンマン大統領時代から「国家のうしろめたい事情」を外に反らすような政策をとっていた。それが「反日政策」だった。

政治でも経済でも歴史教育でも、常に日本の事ばかりを考えるような世論誘導をしてきたため、産業においても日本ばかりを意識しすぎた結果、似通ってしまう状態に。

一方で、重要であるはずの中国戦略やロシア戦略を考えようともしない、考えてはならないため、対中国貿易においては完全に劣勢となり、2023年度には大幅赤字に。(半導体を除くと対中貿易はかなり前から赤字続き)。

中国戦略を考える事ができていれば、日本とは少し違う産業構造になったはず。また、ロシアのような資源国への戦略も考えようとしないため、節約志向とはならず、韓国は無資源国ながら一人当たりのガソリン消費量が異常に多い事態になっている。

異常な復讐心

伝統的に信仰に支えられた歴史ではなかった韓国は、キリスト教や仏教などの教えである「恨みを乗り越える」という哲学もない。

そして、序列を重んじる儒学/朱子学の慣習のもとで優劣意識が強烈であり、それが韓国の「恨の文化」の根本的なメカニズムだったりする。結果として歴史的に負けてしまった日本に対する復讐心なども強くなるのかもしれない。

そのため「日本を打ち負かしたい」という意識も強くなり、常に日本を意識して同じ事ばかりするようになったのかもしれない。

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韓国にとって円安は困る

日本と韓国は、輸出品目の競合レベルが高い。それは、日本が円安で輸出が伸びると、韓国が困るという事。

韓国メディアによると、日本円の価値が1%下落すると(円安になると)、韓国の輸出額は0.61%減少し、輸出物量も0.2%減少するという分析もある。

安倍政権時代に、物価成長2%に向けた金融政策が「ルール」として定められたため、日本はデフレ脱却が確証されない限り、実質的に円安政策とも言える量的緩和を続けないといけない形が出来上がった。

つまり、日本と競合する韓国は今後、輸出で困ってしまう状態が続く事になる。こういう事が起こるので、韓国は台湾のように「日本と被らない産業構造」を戦略的につくっていかないといけなかったが、それが出来なかった。

不都合な現実を見ようとしない儒教だらけの国民性であるがゆえ、自然な現象かもしれないが。

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