日本と韓国の不幸な関係性まとめ
互いに島国状態の共通点
日本は島国。一方の韓国は、北朝鮮が大陸との緩衝国(分断役)として利用成立しているため、実質的に島国状態。つまり、日本も韓国も共に島国状態になってしまったため、かつての歴史問題が「あやふや」になってしまった。
日本がかつて経験した日清戦争(1894年)、日露戦争(1904年)、韓国併合(1910年)、日中戦争(1937年)などは、中国やロシアといった大陸国の脅威を前提としたもの。
しかし、戦後は緩衝国となる北朝鮮の誕生だけではなく、アメリカが朝鮮半島に存在するようになった事で、日本は中国やロシアの脅威を意識しなくなっているが、どいういうわけか、大陸の一部である韓国でさえも偉大な北朝鮮の存在によって中国やロシアの脅威をとぼける事ができるようになってしまった。
その結果、日韓の歴史問題において、韓国は中露の脅威をとぼけながら過去の日本を責め続け、一方で過去の中露の脅威がわからなくなってしまった日本は、韓国からの歴史批判を受け入れるような形になってしまう。
緩衝国となった北朝鮮やアメリカの存在がもたらす「日韓の相性の良さ」。これは何とかならないものか。
共にアメリカの同盟国
日本も韓国も、共にアメリカの同盟国。このアメリカの存在が、対立する日韓を「とりもつ存在」となり、例として日韓基本条約(1965年)や日韓合意(2015年)などもアメリカの仲介だった。
韓国は常に北朝鮮の脅威を利用し、それで誕生した米韓同盟を利用して日本との関係を構築しようとする。そして、このアメリカの存在があるがゆえ、韓国の対日外交は「やりたい放題」だった。
歴史問題は中露の存在をとぼけながら日本を全否定、ウソだらけの反日教育、領土問題など常に日本を批判する一方で、韓国が困った時はアメリカや北朝鮮問題を利用して経済支援を求めてくる。自分の身分を守る事しか考えない儒教思想の都合の良さ。
日本としては韓国に対して強硬的な対応をしたい所だったが、韓国が弱かった事だけではなく、やはりアメリカとの同盟関係を尊重する意味で、韓国との関係構築が求められた。
多くの問題を解決して日韓関係が始まるのが筋だが、いびつな関係が続いた事が、互いに嫌悪感までも育んでしまったように思う。
日本海に向かう北朝鮮のミサイル
すでに北朝鮮は著しく国力が落ちており、戦争ができる状況ではない。貧困を抱える軍隊も士気が下がっており、脱北をうかがうレベル。中国やロシアは、北朝鮮を支援しないため、北は戦車を動かす燃料もない。
そもそも、中露は、北朝鮮や韓国に対して貿易拡大を望んでおり、韓国に対してはアメリカ軍の撤退を望んでいるため、南北平和を願っている。結論を言えば朝鮮戦争は実質的に終わっている。
しかし、その北朝鮮は軍事力誇示や体制引き締めのため、ミサイルを日本海に向けて飛ばし続ける事で、日韓が強力しないといけない形になってしまった。それが悩ましい。
また、日韓共に北朝鮮による拉致問題を抱えており、それが日本と韓国が強力しないといけない「悪い相性の良さ」となっている。
常に日本には弱みを握る材料がある
歴史問題、領土問題を抱える日韓において、韓国は常に自国を有利にするため、執拗に日本の弱みを握ろうとしてくる。
歴史的に激しい身分社会をやっていた韓国では「弱みを握る」事に対して卑しさをもっておらず、当然のように行動に移す。
- 韓国併合は、中露の脅威を前提として韓国の要請で実現したもので当時は合法。しかし、時代の変化で戦後は韓国併合を正当化できなくなった。その弱みを韓国は握ってくる。
- 日本が戦争へ向かった過去を、日本が戦争に対する正当化が難しい事を理由に弱みを握り続けてくる。
- 慰安婦問題。女性の問題を主張するのは、いろいろと難しい事を盾にして弱みを握る。
- 原発処理水の放出問題の弱みを握る。歴史問題以外にも日本の弱みを握られてしまう。
本来、韓国に対する外交カードを多くもっているのは日本であり、強い立場にあるはずだが、日本は常に「大人の対応」をしてきた。この結果が、日本人にとってフラストレーションが溜まる原因となった。
常に国力に格差がある
韓国は19世紀まで中国の属国で、その後は日本やアメリカに守られてきた歴史。つまり、自力で国を守って発展した歴史を経験していない。
そして現在も政治や経済は不安定で、戦争の問題があるはずなのに、経済破綻してしまう始末。身分制の影響で労働の意識も低く、雇用も悪い。社会に対する信用不安をまねき、出生率も世界ダントツで低迷。
つまり、今までだけではなく、今後も日本と韓国には国力の格差が続き、日本は韓国に対して大目に見ないといけない関係が少なからず続く事になる。
完全な対等関係になりにくいため、彼らのウソだらけの歴史に触れる事さえ許されない悲劇。この意味不明な相性、何とかならないものか。
日本と韓国の慣習的な相性
お互いに信仰を意識しない
韓国は13世紀ごろから仏教弾圧が始まった事で伝統的な信仰が無い。一方、日本は、神道や仏教に支えられた国。しかし、日本ではその信仰を意識しない。
日本人に「宗教は?」「信仰は?」などと質問しても多くの人は答えられない。つまり、日韓はお互いに信仰を意識しないまま、お互いの国民性の違いを認識できずに交流が進んでいる。
もし韓国がイスラム教の国で「わかりやすい違い」をもっていれば、両国の国民性の違いをはっきりと認識できるはずなのだが。
たまに「日本と韓国はお互い似ているから」という前提で日韓の国民性を語る人がいるが冗談じゃない。例として、韓国の詐欺罪や虚偽告訴罪などの犯罪統計は、世界トップレベルであり、国際比較で日本と真逆。つまり国民性も真逆なのだ。
統一教会の問題も相性が良い
統一教会が日本で信者を拡大できた理由の一つとして、日本人にとって「宗教」が明確ではないという要因もある。
神道や仏教は「宗教」というよりも「信仰」や「文化」という言葉が適切。あまりにも身近すぎて、その偉大さが認識されておらず、そのため統一教会のような詐欺教団にフラフラと入り込んでしまう。
恨みを利用する韓国と忍耐強い日本
仏教の価値観に支えられた日本では、慣習的に忍耐強く、「感情は煩悩」として「怒り」「恨み」に対して否定的な価値観をもつ。
一方の韓国は、伝統的な信仰がなく、仏教やキリスト教などの「恨みを乗り越える」ような「教え」に触れてこなかった。そして、歴史的に序列を重んじる儒教/朱子学のもとで身分社会が続き、その影響で現在でも強烈な優劣意識の慣習が残る。
こういった要因が韓国の「恨の文化」につながっているが、つまり、韓国のように感情的に恨み続ける国民性と、忍耐強く黙っている日本人の真逆の国民性だからこそ、対立しながらも両国の関係が成立してしまう。これも日本のイライラが募る原因。
人のせいにばかりする韓国と、自分のせいにする日本
韓国は、儒教の影響で何が何でも自分の身分を守ろうとする慣習が強く、保身のために「人のせい」にする慣習がひどい。
例えば、朝鮮半島の第一問題である「中国やロシアの脅威からどのように国を守るか」の問題において「戦前は日本が悪い」「戦後は北朝鮮が悪い」「南北分断はアメリカのせい」などと、「人のせい」ばかりにしてきた。
一方の日本は自虐史観。朝鮮半島の安全保障など無視して「すべて日本が悪い」と教えられているが、この人のせいにしない日本の哲学が、日韓の関係を維持しているように思う。近い将来、このいびつな関係を終わらせたいところ。
韓国は失業率が高いが日本は人手不足
韓国は失業率が高く、雇用に問題を抱える。一方、日本は人手不足。そのため、韓国から良い仕事を求めて日本に来る人も多い。なぜそんなトコまで韓国の問題を日本がカバーするような形ができてしまうのか。そんな相性はいらない。
ひたすら続く同族利用
いずれにしても、韓国の第一問題は、陸続きの中国やロシアの脅威から朝鮮半島を守る事。いつまでも北朝鮮が防波堤になってくれるとは限らない。また、防衛だけではなく財政問題でも韓国は自分達で問題を解決しないといけない。
韓国の問題を日本が介入するのであれば、韓国が「併合」をしつこく求めてきた過去の歴史を繰り返すようなもの。日本との歴史を全否定する韓国は、それは許されない。
ところが近年では、北朝鮮の脅威を利用して日本政府に安全保障の協力関係を求め、さらに「日韓通貨スワップ」などの財政/金融支援までも求めてくる。韓国の「防衛」と「財政」のダブル支援を懇願。
あからさまな北朝鮮利用、そして日本利用。戦前は、ロシアや中国の脅威を利用して日本を完全利用したのが韓国併合だったが、戦後は北朝鮮を利用して日本を利用。常に同じ事を繰り返すのが韓国のお家芸。
韓国は自力で国家を維持できない事や、北朝鮮の脅威が必要不可欠である事を、恥じらいもなく、当然のように証明するようになってしまった。
そんな韓国の現状を日本人の多くは認識していない。わかっているはずの日本政府もメディアも知らないふり。「ご都合主義」の韓国と「忖度文化」の日本。それもまた不幸な事に相性が良い。