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ソシオネクストの業績推移:売上高・営業利益率・財務の推移

Socionextの連結決算:通年の売上推移

ソシオネクストの業績推移:売上高・営業利益・純利益・利益率の推移
年度 売上高・収益 営業利益
[営業利益率(%)]
純利益・最終損益
[純利益率(%)]
2018年 1113億円 22億円
[2.0%]
26億円
[2.3%]
2019年 1036億円 23億円
[2.2%]
14億円
[1.4%]
2020年 997億円 16億円
[1.6%]
15億円
[1.5%]
2021年 1170億円 85億円
[7.2%]
75億円
[6.4%]
2022年 1928億円
(10月 株式上場)
217億円
[11.3%]
198億円
[10.3%]
2023年 2212億円 355億円
[16.1%]
261億円
[11.8%]
出所:ソシオネクスト、2018年~2020年は決算公告。
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平均利益率

ソシオネクストの2018年から2023年までの営業利益率の平均が6.7%。

会社の動向

  • 2015年、富士通セミコンダクターとパナソニックのシステムLSI事業が統合してソシオネクスト誕生。工場をもたないファブレス企業。
  • 自動車、データセンター、ネットワーク、産業機器向けのASIC・カスタムSoC(システム・オン・チップ)の開発が中核。顧客のニーズに合わせた特注品の半導体を短期間で開発。
  • 2023年、AI関連半導体の需要拡大の期待にかけて株価急上昇。2023年6月には株式時価総額は最大で9570億円まで上昇。
  • 日本で最先端半導体ファウンドリー企業のラピダスが発足し、そのラピダスの安定顧客としてソシオネクストが重要な存在となる。国からの多額の補助金が投入されるラピダスの存在は、最終的にソシオネクストを含む日本の半導体企業すべてに恩恵があるはず。
  • 売上と利益率が上昇傾向。自動車向けや、中国顧客からの需要、またデータセンター向けの売上増などが要因。
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Socionextの財政・経営状況

ソシオネクストの財務状況の推移:総資産・純資産・自己資本比率の推移
年度 総資産
[現金・手元資金]
負債総額
[有利子負債]
自己資本・純資産
[自己資本比率(%)]
2018年 997億円
[305億円]
210億円
[なし]
787億円
[78.9%]
2019年 987億円
[385億円]
188億円
[なし]
798億円
[80.9%]
2020年 1042億円
[377億円]
225億円
[なし]
817億円
[78.3%]
2021年 1184億円
[463億円]
288億円
[なし]
896億円
[75.7%]
2022年 1939億円
[451億円]
840億円
[なし]
1099億円
[56.6%]
2023年 1868億円
[697億円]
558億円
[なし]
1310億円
[70.1%]
出所:ソシオネクスト、決算公告
  • 2022年時点で、ソシオネクストの財務問題はなし。倒産の問題はなし。
  • 工業をもたないファブレス(設計のみの企業)なので、経営そのものに大きなリスクは無い。
  • 2024年5月時点のソシオネクストの株式時価総額は約7900億円。

連結社員数と研究開発投資について

ソシオネクストの連結従業員数、平均年収、設備投資費、研究開発費の推移
年度 従業員数(連結) 平均年収 設備投資費 研究開発費
2020年 2626人
2022年 2526人 859万円 204億円 493億円
  • 優秀なエンジニアを確保しないといけないわりに平均年収は低いが、今後上がってくるはず。
  • 中国企業や台湾企業、韓国サムスンなどは日本国内で半導体設計エンジニアを高額報酬のもとで募集しているが、ソシオネクストは給与額で海外勢に負けないようにしたいところ。
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収益構造

分野別の収益内訳

【2022年第4四半期】ソシオネクストの製品別の売上内訳と割合
オートモーティブ データセンター/ネットワーク スマートデバイス 産業機器ほか
13% 41% 16% 30%
  • データセンター向け/ネットワーク機器向け半導体の売上が最も多い。これは、あらゆる産業機器の中でも特に省電力化が求められる分野であるため。

国内と外国への売上比率

【2022年第4四半期】ソシオネクストの海外売上比率:国別/地域別の成績
日本 アメリカ 中国 その他
40% 10% 43% 7%
  • 中国は人口が多い事と、世界の工場が集中しており、特定半導体の需要が多い事からソシオネクストの売上比率が高い。また、中国は半導体製品の技術が整っていない事も理由にありそう。

プロセスノード別の売上比率

【2022年第4四半期】ソシオネクストのプロセスサイズ別の売上比率
5nm-7nm 10nm-16nm 20nm-28nm 40nm以上
40% 12% 21% 27%
  • 年々、微細化最先端プロセスサイズの売上比率が上がっている。
  • ソシオネクストの半導体製造の委託先は、約6割を台湾のTSMCやUMCなどに委託しているとされる。(2022年時点)。10nm台以上はTSMCに委託。

カスタムSoC市場シェア

【2022年度】ソシオネクストの5nm/7nmプロセスサイズのカスタムSoCの世界シェア
ブロードコム ソシオネクスト マーベル その他
49% 10% 7% 34%
出所:ソシオネクスト。自社製品向けのカスタムSoCのみを設計するAppleを除くデータ。市場規模は120億ドル。
  • 5nm/7nmのプロセスサイズを利用したカスタムSoC市場の中で、Appleを除くとソシオネクストは世界2位のシェア10%をもつ。(2022年時点)
  • 米国ブロードコムや米国マーベルなど、やはりカスタムSoC分野の競合は通信系の半導体メーカーとなっている。
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ソシオネクストの強みと問題点

  • 富士通とパナソニックの半導体部門が統合しただけあって、製品や顧客網などの遺産が多い。優秀なエンジニアも多い。
  • 設計/開発までの形が出来上がっており、特注品でも短期間で高品質、高性能なチップを納品する事ができる。
  • 日本企業は多種多様な産業製品を手掛ける事から、ソシオネクストのニッチなビジネスを必要とする企業が多い。
  • 日本にはロジック半導体の設計メーカーが少ない。人口が多いわりに日本企業どうしの競争が少ない環境は恵まれている。
  • 脱炭素社会に向けて高性能で省電力化が求められる事から、ソシオのカスタムSoCの需要は拡大傾向。
  • 半導体の重要性が認識されるようになり、日本政府が半導体関連やデータセンター関連に補助金を出すようになっている。そこに多くのビジネスが誕生するはずで、ソシオネクストはその需要を取り込む事ができる。
  • 1980年代以降に経験した「アメリカが日本の半導体産業を潰すような動き」は今ではすっかり無くなった。
  • 問題点として、手掛けるオーダーメイドの半導体製品は市場規模が大きい分野ではないため、売上や利益の規模も大きくなりにくい。しかし、市場規模が大きくない事や、ニッチな分野であるため、市況悪化などの影響を大きく受けにくいとも言える。
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