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東南アジアのスマホメーカー別シェア

Apple・サムスン・中国企業の東南アジアのスマホシェア

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スマホメーカーシェア:インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム、マレーシアのデータ

東南アジアのスマホメーカー別シェア

【2024年】東南アジア(インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム、マレーシア)のスマホシェアランキング
順位 インドネシア
(人口:2.7億人)
フィリピン
(人口:1.1億人)
タイ
(人口:7200万人)
ベトナム
(人口:1億人)
マレーシア
(人口:3400万人)
1位 シャオミ(中国)
[20%]
Transsion(中国)
[31%]
OPPO(中国)
[20%]
OPPO(中国)
[27%]
シャオミ(中国)
[18%]
2位 OPPO(中国)
[19%]
サムスン(韓国)
[15%]
サムスン(韓国)
[19%]
サムスン(韓国)
[21%]
サムスン(韓国)
[16%]
3位 vivo(中国)
[18%]
vivo(中国)
[14%]
シャオミ(中国)
[15%]
シャオミ(中国)
[20%]
vivo(中国)
[14%]
4位 サムスン(韓国)
[18%]
シャオミ(中国)
[12%]
Apple(米国)
[14%]
Apple(米国)
[16%]
OPPO(中国)
[13%]
5位 Transsion(中国)
[15%]
realme(中国)
[11%]
vivo(中国)
[13%]
vivo(中国)
[6%]
realme(中国)
[11%]
出所:Canalys。人口は2023年度の統計。灰色枠は中国メーカー。OPPO傘下の「OnePlus(世界シェア1.43%)」が除外されたデータ。

この他にも、中国には様々なスマホメーカーがあり、それらが東南アジアの携帯端末市場を寡占。

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各メーカーのスマホ出荷台数とアジア戦略

アップル

Apple……世界出荷台数は約2億3210万台(2024年度)。

「iPhone」は、東南アジアにおいてサムスンや中国メーカーのようにシェアを優先するような戦略をとっていない。そのためシェアは低いままだが、中古スマホを含めてジワジワとユーザー数が増えている模様。

また、東南アジアでも比較的に所得が高いタイでは「iPhone」のシェア14%と高い。なお、そのタイではiPhoneを中古で購入する人が多い。ちなみに、タイの法律では国外から中古端末を輸入する事は不可。

ベトナムでもiPhoneシェア16%。韓国と同様に、儒教の影響で身分を良くみせようとする慣習がある事がiPhoneシェアが高い理由であるとポジテン予測。

Sumsung

韓国サムスン……世界出荷台数は約2億2340億台(2024年度)。

中国メーカーに追随して東南アジアでは1万円ほどの格安スマホを投入。利益は出にくいが、メモリ、ディスプレイ、バッテリー、セラミックコンデンサ、イメージセンサーなど様々な部品メーカーでもあるため、シェアが落ちる事は許されない。

なお、サムスンのモバイル部門の営業利益率は10%前後をキープ。詳細→サムスンモバイル業績推移

東南アジアでは安売りしているイメージにより、低価格品というイメージがついている。ハイエンドモデルは売れにくい。

中国シャオミ

中国Xiaomi/シャオミ……スマホ世界出荷台数は約1億4300万台(2024年度)。

代表的な「Redmiシリーズ」が東南アジアでは1万円ほどで販売され、市場シェアを伸ばしてきた。シャオミCEOは「スマホ利益は5%以下で十分」「赤字でなければOK!」「シェアを優先」と過去に公言。

中国OPPO

中国OPPO/オッポ……世界出荷台数は約1億300万台(2024年度)。

安さとカメラに重点を置いているメーカー。ハイエンドモデルでも安い。タイとベトナムではトップシェア。

中国トランシオン

中国Transsion/トランシオン……世界出荷台数は約9600万台(2024年度)。

超低価格帯でアフリカ市場に強み。アジアエリアでもシェア拡大中。フィリピンではトップシェア。人口が多いインドネシアでシェア5位。

中国vivo

中国vivo/ヴィーボ……世界出荷台数は約8700万台(2024年度)。

日本では知名度は低いが、本国や東南アジアのほか、欧州にも強み。

中国realme/リアルミー

リアルミー……世界出荷台数は約4050万台。

2018年にOPPOから分離独立して設立。低価格品でも高性能。

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欧州における中国スマホメーカーシェア

  • ドイツ……31%
  • イギリス……19%
  • フランス……41%
  • イタリア……40%
  • スペイン……49%
  • オランダ……22%

出所:IDC、ガートナーのデータをもとに、アップル、サムスン、Googleピクセルのシェアを引いた大まかな数値。正確ではないが参考として。

ヨーロッパでは携帯電話というと、どのブランドでも「こだわり」がなかったりする。

なぜ中国メーカーは安売りできるのか?

  • 工場稼働におけるコスト、電気代や水道代などは基本的に中国政府からのハイレベルな支援がある。
  • 工場建設や設備投資に対する政府補助金。工場自動化も早い。

中国メーカーは中国政府からの補助金により、大胆な低価格戦略でシェアを伸ばす。中国メーカーの決算書には損益表に「政府補助金」項目が表記されている企業もある。

スマホメーカーだけではなく、自動車バッテリーメーカーなどでも、中国勢は多額の政府補助金のもとでシェアを拡大。

人口が多く、雇用に問題を抱える中国は、世界中の電子製品の工場を集めて雇用をもたらしたい願いアリ。

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