DAIHATSUのグローバル自動車生産数/売上台数
年度 | 世界生産台数 | 世界販売台数 [世界シェア(%)] | 国内生産台数 | 国内販売台数 [日本シェア(%)] |
---|---|---|---|---|
2005年 | 76.5万台 | – | 72.2万台 | 60.6万台 |
2006年 | 85.3万台 | – | 79.8万台 | 63.6万台 |
2007年 | 82.2万台 | – | 74.1万台 | 63.0万台 |
2008年 | 90.8万台 | 86.0万台 | 79.3万台 | 64.2万台 |
2009年 | 89.7万台 | 92.1万台 | 65.5万台 | 59.8万台 |
2010年 | 99.1万台 | 93.7万台 [1.2%] | 61.9万台 | 57.3万台 [11.6%] |
2011年 | 108.4万台 | 97.2万台 [1.3%] | 69.0万台 | 60.6万台 [14.3%] |
2012年 | 117.2万台 | 104.4万台 [1.3%] | 75.7万台 | 65.5万台 [12.2%] |
2013年 | 132.3万台 | 110.7万台 [1.3%] | 80.8万台 | 70.1万台 [14.8%] |
2014年 | 128.2万台 | 109.8万台 [1.2%] | 77.7万台 | 68.9万台 [12.4%] |
2015年 | 115.5万台 | 97.0万台 [1.1%] | 66.1万台 | 58.7万台 [11.6%] |
2016年 | 135.5万台 | 98.8万台 [1.1%] | 77.3万台 | 58.3万台 [11.5%] |
2017年 | 149.9万台 | 104.3万台 [1.1%] | 92.8万台 | 64.3万台 [12.3%] |
2018年 | 170.2万台 | 108.4万台 [1.1%] | 92.9万台 | 65.1万台 [12.4%] |
2019年 | 171.2万台 | 103.5万台 [1.1%] | 96.7万台 | 64.0万台 [12.7%] |
2020年 | 139.5万台 | 92.3万台 [1.2%] | 91.8万台 | 59.7万台 [12.8%] |
2021年 | 151.8万台 | 90.7万台 [1.1%] | 80.1万台 | 54.4万台 [12.9%] |
2022年 | 173.1万台 | 110.3万台 [1.3%] | 87.2万台 | 60.3万台 [13.8%] |
2023年 | 144.0万台 | 98.8万台 [1.1%] | 62.2万台 | 46.3万台 [9.7%] |
出所:ダイハツ。4月から翌年3月末までの成績。プロドゥア(マレーシアの連結子会社)やOEM生産を含むデータ。
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生産/販売の動向
- トヨタ車やスバル車を代わりに製造する「OEM」という形態が多いため、ダイハツはグローバル生産台数と販売台数に格差がある。
- スバルへのOEM車の供給は2009年から。なお、親会社のトヨタとスバルの資本提携は2005年から。
- 国内生産はダイハツ車+OEM車。世界生産はダイハツ車+OEM車+プロドゥア車(マレーシアの連結子会社)。
- ダイハツの海外生産はインドネシアとマレーシアが中心。インドネシアが1992年から生産開始。マレーシアが1994年から生産開始。ダイハツはトヨタグループの新興国戦略において重要な存在を担う。
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2015年までのDAIHATSUの売上推移
2016年にトヨタ自動車の完全子会社になるまでのダイハツの成績。
年度 | 売上高・収益 | 営業利益 [営業利益率(%)] |
純利益・最終損益 [純利益率(%)] |
---|---|---|---|
2001年 | 9439億円 | 185億円 [2.0%] |
931億円 [9.9%] |
2002年 | 9696億円 | 207億円 [2.1%] |
148億円 [1.5%] |
2003年 | 9936億円 | 284億円 [2.9%] |
173億円 [1.7%] |
2004年 | 1兆1762億円 | 401億円 [3.4%] |
259億円 [2.2%] |
2005年 | 1兆3480億円 | 486億円 [3.6%] |
335億円 [2.5%] |
2006年 | 1兆6371億円 | 544億円 [3.3%] |
347億円 [2.1%] |
2007年 | 1兆7026億円 | 652億円 [3.8%] |
349億円 [2.0%] |
2008年 | 1兆6314億円 | 382億円 [2.3%] |
221億円 [1.4%] |
2009年 | 1兆5747億円 | 407億円 [2.6%] |
212億円 [1.3%] |
2010年 | 1兆5594億円 | 1034億円 [6.6%] |
526億円 [3.4%] |
2011年 | 1兆6313億円 | 1155億円 [7.1%] |
651億円 [4.0%] |
2012年 | 1兆7650億円 | 1330億円 [7.5%] |
814億円 [4.6%] |
2013年 | 1兆9133億円 | 1467億円 [7.7%] |
837億円 [4.4%] |
2014年 | 1兆8171億円 | 1106億円 [6.1%] |
681億円 [3.7%] |
2015年 | 1兆6903億円 | 834億円 [4.9%] |
419億円 [2.5%] |
出所:ダイハツ有価証券報告書。
2004年から2015年までのダイハツの営業利益率の平均が4.9%。軽自動車で競合のスズキとの比較として、同期間のスズキの営業利益率の平均が4.6%。(スズキの場合はバイク事業なども含まれる事に注意)
- ダイハツの2015年の売上高が1兆6903億円。スズキの2015年の売上高が3兆1806億円。ダイハツとスズキは共に軽自動車の販売が中心なので、わりと売上規模が少ない。
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2015年までの財政・経営状況
年度 | 総資産 [現金・手元資金] |
負債総額 [有利子負債] |
自己資本・純資産 [自己資本比率(%)] |
---|---|---|---|
2005年 | 1兆272億円 [682億円] |
7239億円 [1497億円] |
3033億円 [29.5%] |
2010年 | 1兆1030億円 [1871億円] |
6547億円 [1719億円] |
4483億円 [34.8%] |
2015年 | 1兆4388億円 [2580億円] |
6997億円 [2014億円] |
7391億円 [43.1%] |
出所:ダイハツ有価証券報告書
- バブル崩壊以降のダイハツは財務が悪化していたが、しだいに改善。2015年には自己資本比率40%以上を確保するようになっていた。
- そしてダイハツは2016年にトヨタの100%完全子会社化へ。それまではトヨタがダイハツ株を51%保有する形だった。
2015年までのDAIHATSUの連結社員数と研究開発投資
年度 | 従業員数(連結) | 平均年収 | 設備投資費 | 研究開発費 |
---|---|---|---|---|
2005年 | 33011人 | 652万円 | 1140億円 | 478億円 |
2010年 | 39760人 | 572万円 | 406億円 | 371億円 |
2015年 | 43197人 | 651万円 | 859億円 | 468億円 |
出所:ダイハツ有価証券報告書。
- 2015年時点のダイハツの連結従業員数は4万3197人。一方、ライバルのスズキの2015年の連結社員数は61601人。
- なお、ダイハツの親会社トヨタの2015年の連結従業員数は34万8877人。
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国内のブランド名別の販売台数
順位 | 車名 | 販売台数 | 国内販売シェア(%) |
---|---|---|---|
1位 | タント | 12万3198台 | 2.8% |
2位 | ムーヴ | 10万6313台 | 2.4% |
3位 | ハイゼットカーゴ&アトレー | 9万5078台 | 2.2% |
4位 | ミラ | 6万3038台 | 1.4% |
5位 | タフト | 5万8208台 | 1.3% |
- 2022年の国内軽自動車部門において、車名別トップがホンダ「N-BOX」で20万4734台を販売。
- ホンダの軽は「NーBOXシリーズ」がほとんどだが、ダイハツはホンダよりもラインナップが多い。
国内成績をライバルのスズキと比較
年度 | ダイハツ | スズキ | ||
---|---|---|---|---|
国内生産台数 | 国内販売台数 | 国内生産台数 | 国内販売台数 | |
2005年 | 72.2万台 | 60.6万台 | 113.3万台 | 70.7万台 |
2010年 | 61.9万台 | 57.3万台 | 99.4万台 | 58.8万台 |
2015年 | 66.1万台 | 58.7万台 | 86.1万台 | 63.0万台 |
2020年 | 91.8万台 | 59.7万台 | 93.0万台 | 64.7万台 |
2022年 | 87.2万台 | 60.3万台 | 95.4万台 | 62.7万台 |
2023年 | 62.2万台 | 46.3万台 |
- 日本国内生産においては、2015年まではスズキが勝っていたが、2020年には同じレベルに。トヨタやスバル向けのOEM生産車がダイハツ全体の生産台数を押し上げ。トヨタグループの規模の恩恵。
- 2022年度の日本国内の軽自動車市場では、ダイハツが2006年以降17年連続でトップシェア。売れ筋は「タント」「ムーブ」「ハイゼット」など。
- 2022年度の軽自動車市場2位がスズキ。売れ筋は「ワゴンR」「スペーシア」「ジムニー」「ハスラー」など。普通車の「スイフト」「ソリオ」などの軽自動車以外の販売も多い。
- 軽自動車市場は、伝統的にダイハツとスズキの2強状態だが、近年はN-BOXシリーズが好調のホンダも追い上げ。
- スズキは、日本市場における成長が停滞しているため、インド市場に注力する見通し。
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