KLA Tencor Corporationの連結決算:通年の売上推移
| 決算期 | 売上高・収益 | 営業利益 [営業利益率(%)] |
純利益・最終損益 [純利益率(%)] |
|---|---|---|---|
| 2004年 6月期 |
14.97億ドル | 2.43億ドル [16.2%] |
2.12億ドル [14.2%] |
| 2005年 6月期 |
20.81億ドル | 5.45億ドル [26.2%] |
4.45億ドル [21.4%] |
| 2006年 6月期 |
20.70億ドル | 3.09億ドル [14.9%] |
3.80億ドル [18.4%] |
| 2007年 6月期 |
27.31億ドル | 5.89億ドル [21.6%] |
5.28億ドル [19.3%] |
| 2008年 6月期 |
25.22億ドル | 4.99億ドル [19.8%] |
3.59億ドル [14.2%] |
| 2009年 6月期 |
15.20億ドル | -5.77億ドル [-38.0%] |
-5.23億ドル [-34.4%] |
| 2010年 6月期 |
18.20億ドル | 3.14億ドル [17.3%] |
2.12億ドル [11.6%] |
| 2011年 6月期 |
31.75億ドル | 11.60億ドル [36.5%] |
7.94億ドル [25.0%] |
| 2012年 6月期 |
31.70億ドル | 10.16億ドル [32.0%] |
7.56億ドル [23.8%] |
| 2013年 6月期 |
28.42億ドル | 7.29億ドル [25.6%] |
5.43億ドル [19.1%] |
| 2014年 6月期 |
29.29億ドル | 7.72億ドル [26.3%] |
5.82億ドル [19.9%] |
| 2015年 6月期 |
28.14億ドル | 5.29億ドル [18.8%] |
3.66億ドル [13.0%] |
| 2016年 6月期 |
29.84億ドル | 9.60億ドル [32.1%] |
7.04億ドル [23.6%] |
| 2017年 6月期 |
34.80億ドル | 12.76億ドル [36.6%] |
9.26億ドル [26.6%] |
| 2018年 6月期 |
40.36億ドル | 15.37億ドル [38.1%] |
8.02億ドル [19.9%] |
| 2019年 6月期 |
45.68億ドル | 13.89億ドル [30.4%] |
11.75億ドル [25.7%] |
| 2020年 6月期 |
58.06億ドル | 15.02億ドル [25.8%] |
12.16億ドル [20.9%] |
| 2021年 6月期 |
69.18億ドル | 24.88億ドル [35.9%] |
20.78億ドル [30.0%] |
| 2022年 6月期 |
92.12億ドル | 36.54億ドル [39.7%] |
33.21億ドル [36.1%] |
| 2023年 6月期 |
104.96億ドル | 39.95億ドル [38.1%] |
33.87億ドル [32.3%] |
| 2024年 6月期 |
98.12億ドル | 33.46億ドル [34.1%] |
27.61億ドル [28.1%] |
| 2025年 6月期 |
121.56億ドル | 47.75億ドル [39.3%] |
40.61億ドル [33.4%] |
平均利益率
- 世界の半導体装置メーカーの業績推移
- アプライド・マテリアルズ
- ASML
- ラムリサーチ
- 東京エレクトロン
- SCREEN
- アドバンテスト
- テラダイン
- DISCO
- サムスン/SEMES
会社の動向
- 1997年5月、KLA社とTencor社の合併により誕生。
- 半導体の製造工程における欠陥検査装置・計測装置などの開発・販売が中核事業。
- 2009年~2010年頃の売上高の低下は、リーマンショックやギリシャ危機による市況悪化が原因。
- 2016年頃まで売上高規模が停滞。この時期はEUV露光装置が登場する前、つまり微細化の進展に不安を抱えていた時期で、業界は将来性に不安を抱えていた時期。
- 2017年以降に売上高が急上昇しているのは、EUV露光による微細化が進展したことで、主にパーティクル検査装置(ゴミ・チリの検査装置)の売上が上昇した事による。
- また、中国の半導体市場が急拡大したことも2017年以降の売上増につながっている。
- 2019年7月にKLAテンコールからKLA(コーポレーション)に社名変更。
KLA Tencor Corporationの財政・経営状況
| 決算期 | 総資産 [現金・手元資金] |
負債総額 [有利子負債] |
自己資本・純資産 [自己資本比率(%)] |
|---|---|---|---|
| 2005年 6月期 |
40.40億ドル [21.95億ドル] |
9.44億ドル [なし] |
30.96億ドル [76.6%] |
| 2010年 6月期 |
39.07億ドル [15.34億ドル] |
16.60億ドル [7.45億ドル] |
22.46億ドル [57.5%] |
| 2015年 6月期 |
48.26億ドル [23.87億ドル] |
44.05億ドル [31.73億ドル] |
4.21億ドル [8.7%] |
| 2020年 6月期 |
92.80億ドル [19.80億ドル] |
65.99億ドル [34.69億ドル] |
26.81億ドル [28.9%] |
| 2025年 6月期 |
160.68億ドル [44.95億ドル] |
113.75億ドル [58.84億ドル] |
46.92億ドル [29.2%] |
- 自社株買いなどの「株主還元」を積極的に行うのがKLAコーポレーションの特徴。
- 2019年は10.62億ドル(日本円で約1270億円)ほどの「自社株買い」をしているが、その年の純利益が11.75億ドル(日本円で約1400億円)なので、KLAは会社に残るお金のほとんどを株主還元。
- アメリカでは財務の健全性よりも、稼いだ利益の株主還元を優先する意識が強い。
全社員数とR&Dについて
| 決算期 | 従業員数(連結) | 設備投資費 | 研究開発費 |
|---|---|---|---|
| 2010.6 | 5000人 | – | 3.29億ドル |
| 2015.6 | 5880人 | – | 5.30億ドル |
| 2020.6 | 10600人 | – | 8.63億ドル |
| 2025.6 | 15200人 | – | 13.60億ドル |
製品ポートフォリオ
半導体を製造するには、いろいろな製造装置が必要。以下は、前工程装置、検査装置、後工程装置の市場シェア。

KLAテンコールは「パーティクル検査装置」「欠陥検査装置」「マスク検査装置」などの検査装置に強い。日本企業で検査装置に強いのが、レーザーテックや日立ハイテクなど。
パーティクル検査装置
パーティクルとは粒子の事で、半導体業界で言えば製造工場内(クリーンルーム内)の目に見えないレベルの細かなゴミ、チリ、ホコリ、異物の事。
超微細加工が必要な半導体製造は、わずかなチリ・ゴミも許されない。そのゴミを検査する装置がパーティクル装置でKLAが業界トップシェア。
パーティクル検査装置の市場規模が2021年時点で70億ドル~80億ドルほどあるとされ、この装置分野でトップシェアをもっている事が、KLAの売上高のボリュームにつながっている。
多くの製品ラインナップを持っているアプライド・マテリアルズ(AMAT)よりもシェアを持っているということは、それだけ装置の性能・精度が良いという事。
なお、日本企業でいえば日立ハイテクがこの分野のシェアを10%ほどをもっている。
欠陥検査装置
テスト工程において、ウェーハ上の異物やパターン欠陥を検出する装置。市場規模は20億ドルほどで、KLAがシェア70%近くをもっている。
なお、日本メーカーではシェア10%ほどを日立ハイテクがもつ。
マスク検査装置
マスクに形成された回路パターンが正常かどうかを測定検査するのがマスク検査装置。回路パターンの欠陥、サイズ精度、位置の精度、サイズが設計とズレがないかどうかなどを計測。
日本のレーザーテックが追い上げている分野。(レーザーテックはEUV分野で独占状態)。市場規模は10億ドルほど。
EUV関連は開発が遅れる
EUV露光装置を使用した分野においては、KLAテンコールは開発に遅れをとっている。
KLAはマスク検査装置に強いが、EUV向けの「EUVマスクブランクス欠陥検査装置」「EUVマスク検査装置」では日本のレーザーテック社がほぼ独占状態。(2023年時点)
レーザーテックの装置は先行しただけあって事実上の業界標準となったので、今後も慣性的な地位が続くことになる。KLAはEUV分野ではレーザーテックのシェアを奪うのは簡単ではない。
微細化が進展するほど重要
ロジック半導体の最先端微細化プロセスは、5nm→4nm→3nm→2nmと進展するとされる。1nm(ナノメートル)は1メートルの10億分の1。その超微細加工で重要になるのが以下。
- ナノメートルレベルの製造加工を邪魔するゴミ・異物の徹底排除。
- パターンが正常に形成されているかどうかの検査。
- 問題があれば、どういった問題があるか。パターンの欠けや設計値からどれくらいのズレがあるかなど。
最先端微細加工では工程一つ一つの品質管理が重要となるため、必然的に検査工程が重要となる。つまり、半導体の微細化が進めば進むほど、KLAの出番が多くなる。しかし、微細化が止まってしまうと成長が止まってしまう問題がある。
装置メーカーランキング

- 2021年時点の製造装置メーカーの売上規模ランキングでは、KLAテンコールは5位にランクイン。業界では存在感あり。
- なお、15社中7社が日本企業。日本トップは東京エレクトロン。KLAテンコールの競合である日立ハイテクは12位。マスク検査装置でKLAのライバルとなるレーザーテック(日本)は15社に入っていない。
- ランクインしていない日本企業には優秀な企業がたくさんある。











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